ほぼ完全な形の「地誌」
風土記は奈良時代の和銅6(713年)に出された政府の命令に基づき、国ごとに編纂された地誌です。細かな地名の由来や産物、動植物、伝承
などが記されましたが、比較的まとまった形で現在まで残っているのは、出雲国、播磨、豊後、肥前の計5つしかありません。中でも出雲は唯一
ほぼ完全な形で残っており、古代の地方の姿を詳しく伝える貴重な資料となっています。

 

 

 

出雲国風土記