名前に「ホコ」があるように天日槍命には製鉄との関連があり、「これは土着勢力と渡来系の製鉄軍団の鉄を巡る争いであったことが考えられます。」古代の鉄の評価では出雲産、播磨産が最も良質と言われています。安来市広瀬町「金屋子神社」の伝承では、鉄の金屋子神は播磨から飛来したと伝えられています。この戦いを制して良質の鉄を得たことから、播磨から出雲へという鉄の流れが出来たのかも知れません。ちなみに天日槍命が追いやられた但馬の鉄の質は最低だそうです。つまり出雲の大勝利だったようです。

 

天日槍命との争いのもとは「鉄」