天日槍命は新羅の国の王子で、日本に渡って来た渡来神です。偶然手に入れた赤い玉から化身した阿加流比売を妻とします。
おごった心の夫の怒りを受け、妻は小舟に乗って日本に渡ってしまいました。悔いた天日槍命は妻の後を追いますが海上の守護神に行く手を阻まれ会うことが出来ませんでした。やむなく但馬に上陸し土地の女性と結婚、当地の土地開発に力を注ぎました。
新羅より持ち込んだ鉄器や土器などの新しい技術を伝え農耕の発展に貢献しました。出石市の「出石神社」に国土開発の祖神として祀られています。

天日槍命