日本の萌芽が生まれた天孫降臨の地・高千穂
高千穂の名が初めて登場するするのは、「古事記」における天孫降臨の場面です。いまだ治まらない地上世界・葦原中国を見た天照大御神は、自らの孫である瓊瓊杵尊に葦原中国を治めるよう命じました。瓊瓊杵尊は、三種の神器と稲穂を携え、様々な技能を持った神々を引き連れて高千穂に降り立ったと言われています。現在の宮崎県高千穂町です。高千穂町に鎮座する高千穂神社は、瓊瓊杵尊を始め、皇祖の神々を祀る高千穂十八郷八十八社の総本山です。高千穂峡にほど近く鎮座し、その創建は第十一代垂仁天皇の御代と伝えられています。
毎年十一月二十二日から二月中旬の間、重要無形文化財、高千穂の」夜神楽全三十三番が各集落事に一晩掛けて奉納されます。

神々が降り立った地 高千穂