島根県立古代出雲歴史博物館には、青銅器をテーマにした常設の展示室があります。壁面いっぱいに並べられた荒神谷遺跡から出土した銅剣が目の前に
飛び込んできます。国宝に指定された358本の銅剣が、金色に輝く模鋳銅剣群と共に目に飛び込んできます。何か不思議な力でそこに立つものを
圧倒するかのようです。昭和59年の夏、出雲市斐川町の谷奥でおびただしい数の銅剣が発見されました。
最初は、ほんの一部が顔を覗かせている程度でしたが、調査が進むにつれてその本数が日に日に多くなり、最終的には、それまで全国で見つかっていた
銅剣総本数300本を上回ってしまいました。

 

 

 

 

 

荒神谷遺跡から出土した358本の銅剣の謎