粟嶋神社

長寿神社に浮かび上がる800歳の尼さんの幻影!!!

鳥取県米子市彦名町(JR米子駅から車で10分)











~不気味な洞窟~

境内を右に行くと、小さな岩を祀った祠があります。ここではとりわけ霊感の強い人は感じるでしょう。小彦名命が、粟嶋に最初に上陸した場所と伝わり、聖地とされています。この祠は「お岩さん」と呼ばれ、祈願によって難病苦難を救われた崇拝者も多いと云う。

石段を下りて、丘の麓に戻る。中海に面した森の海岸近くには、不気味な洞窟があった。ここには人魚にまつわる次のような伝説が残されている。
洞窟の前には、「八百姫宮」と書かれた鳥居。その先に暗闇へと開いた洞窟。一人では恐怖で入れない・・・・・。

「昔、漁師の集まりで、珍しい料理が出たが、誰も気味悪がってたべる者はいなかった。それを一人の漁師が家に持ち帰り、何も知らない18歳の娘が食べてしまった。その肉は、食べると寿命が来ないといわれる人魚の肉だった。何年も経っても18歳のままの娘は、世をはからんで尼さんとなり、粟嶋の洞窟に入り、物を食べないで寿命を待った。ようやく寿命が尽きて、息を引き取ったのは800歳の時だったので、八百比丘(はっぴゃくぴく)と呼んで、延命長寿の守り神として祀られるようになった。」

魂の成長を説くスピリチュアリティーの世界に取り巻かれた粟嶋神社。希有な存在感を放つスポットとして見逃せません。

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