直径七~八センチ、長さ七十センチ、そして重さ一・五キロ。これがアゴ野焼きの原寸サイズ。冷凍技術が発達した今では、年間を通して店頭に有りますが
やはり五月から七月にかけて旬を迎えるアゴで作られた野焼きが絶品です。
 野焼きを焼く技術の習得には年季が必要で、職人が一人前になるためには、約三年かかるといわれています。
豪快な大きさと外皮の香ばしさ、中は他のかまぼこや竹輪にくらべてちょつと色黒。これは、手を加えず素朴に仕上げてあることの表れ。
食べる時は、一センチ幅にスライスするのが普通ですが、地元の”通”によると、包丁の金気が野焼きに移るので「手でちぎって食べるのが一番!」とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

アゴ野焼