おとぎ話「桃太郎」は、岡山が有名ですが、同様の逸話は各地にも伝わっています。そして「古事記」には桃太郎伝説誕生を予感させるような
場面があります。黄泉国での醜い姿を見られたイザナミの神は怒り、鬼女にイザナキの神を追わせます。様々な物を投げてかわそうとするイザナキの神
ですが、上手くいきません。とうとう地上との境界である黄泉比良坂に来たとき、桃の木があったので実を投げると鬼女達は退散しました。
イザナキの神は桃の実に感謝し、これから困っている人が居たら助けるよう頼みました。意富加牟豆美(おおかむずみ)という名を与えました。
日本では弥生時代から桃を神聖な植物としてきました。「古事記」で描かれている場面もその流れのようです。そしてこの出雲神話から各地に
桃太郎が生まれていったようです。
岡山県桃太郎伝説が伝わる総社市の鬼ノ城。鬼が住んでいたと伝わる岩屋とお祀りする岩屋寺です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各地に伝わる桃太郎伝説は実は出雲神話から生まれました。