船上から見る国の天然記念物「経島」
国内でも稀少なウミネコの生息地へ

経島(ふみしま)

日御碕神社の日沉宮(ひしずみのみや)が当初「百枝槐社(ももええにす)」として、祀られていました。大小2つの島からなり、面積約3000㎡、高さ20mあります。現在も神域であり、国の天然記念物です。一般の方の入島は禁じられています。
島全体を覆うデコボコの流紋岩が柱状に発達(石英角斑岩の柱状節理)し、ちょうどお経の巻物を積み重ねたように見えることから、経島と名付けられたといわれています。

この島で有名なのが、11月になると北方から飛来する「ウミネコ」の繁殖地であること。現在では数千羽のウミネコが集まり、巣作りと子育てを得て、7月頃に飛び立つまで、この場所で群れをなして生活しています。

今年は、1120羽のひなの孵化が確認され、過去30年の平均が820羽ほどでしたから、大幅に上まっています。

見学には、まずグラスボートへ乗船。伝説となりつつある鳥をぜひ海上から眺めてみませんか?

 

出雲市日御碕の経島