この奥出雲葡萄園のワイナリー長である安部紀夫様は、木次乳業に入社後、国税庁醸造試験場と山梨県の丸藤葡萄酒工業で研修され
奥出雲葡萄園の立ち上げ時から一貫して醸造に携わってる方です。
有機栽培による食品造りのために木次乳業に入社されただけあり、「ワイナリー経営存続の力となるのは、栽培や造りに対して、まやかしのない真摯な姿勢」と、濃縮などの醸造技術や最新の施設とは距離をおいた、基本に忠実なワイン造りを旨とされています。
興味深いことに、ヨーロッパ品種を栽培したからといって山葡萄交配品種を軽視することはなく、むしろ山葡萄交配品種の「小公子」といった品種でさらなる減農薬栽培を試みるなど、
有機栽培への挑戦は衰えるどころかさらに積極的に行っていらしゃいます。

 

 

 

奥出雲葡萄園