葦原中国の平定に尽力し、地震を制御する神様。
建御雷神は、伊邪那岐命が火の神・迦具土神の首を切り落とした際、流れ出した血から生まれた剣の神様です。武道場では
神棚などに、中央に天照大御神、右に建御雷神、左に経津主神が祀られていることがおおい。建御雷神は、天孫、瓊瓊杵尊
が天降る前に地上世界、葦原中国の平定のために経津主神と共に降り立ち、諸国を平定しました。その名の通り、雷神と
考えられ、神話でも落雷を連想させる記述が見られます。建御雷神は、武の神・剣の神としてのみならず、地震を制御する
神様として信仰が篤い。古くは地震の原因は地下の大鯰が暴れるためだと考えられていましたが鯰を押さえる神様として
武の神様である建御雷神が選ばれたようです。建御雷神を祀る鹿島神宮には、大鯰を押さえつける要石があります。

 

 

 

 

 

 

 

建御雷神