今日は、市場で見かけた、今が旬の『しらうお』をご紹介刺せて頂きます。

※しらうおは、宍道湖、霞ケ浦が、主な産地です。

今年は、例年になく豊漁のようです。

値段もお手頃で、是非夕食に召し上げって見て下さい。

ー「しらうおの由来・特徴」ー

※しらうおは、江戸の『春告げ魚』と言われておりました。

※そして、春が訪れる頃に、生きたものを「おどり食い」にするのが、春の風物詩の一つとも言われております。

しらうおは、網に掛かるとすぐに死んでしまうほど弱い魚ですので、昔は「おどり食い」も、産地でないと、なかなか味わえなかったです。

そこで青森県上北町の人々が、各地に活魚配送をするために、「塩分の調整、水温調整(8度以下)、光に弱い性質のため、丸い容器で魚黒い蓋をする方法」を開発しました。
これによって、長距離配送も出来るようになりました。

※しらうおは、白く透き通ってほっそりとした姿でして、長さはだいたい10cmくらいです。

白魚は稚魚のように見えますが、これでも立派な成魚なのです。

よく見ると、頭は小さく、とがっていて、その割には眼が黒く大きいのが特徴です。

透き通った、とても美しい姿のシラウオですが、このように稚魚の姿を残したまま成魚となることを「幼形成熟」といいます。

※シラウオの名前は見ての通り、生きている時は透明ですが、死んでしまうと
白くなることから、名前がついたようです。

ー「料理法」ー

しらうおは、体が小さいので鮮度が落ちるのがとても早く、鮮度の落ちたものは、極端に味が悪くなります。

しらうおは、繊細な魚です。丁寧に扱いましょう!
調理する前に薄い塩水で軽く洗い、ザルに上げて水切りしてから使って、下さい。

※刺身、酢の物、天ぷら、フライ、吸い物、卵とじなどが一般的だと思います。
特に卵とじがお勧めです!

今が旬な宍道湖七珍。