ボルドーの赤ワインは渋くて濃厚で色も濃く、それに対してブルゴーニュの赤は、酸味がありエレガントで色が鮮やかです。(専門化用語では、色が薄い)
ボルドーの赤が渋いのはワインの中にタンニンが多いからです。タンニンが多いと人によっては、口の中に紙やすりを貼り付けたようにギシギシ感があります。
このタンニンを長期間熟成させて物や、超渋いボルドーは、何十年も熟成させると、タンニンの渋みがまろやかになり、甘みが出ます。
これを、熟成した状態と呼んでいます。逆に熟成させないと、渋みが柔らかくならないのがボルドーの特徴です。
ブルゴーニュはタンニンが少ないので、長期間の熟成には向いていません。中には、ロマネ・コンティやシャンベルタンなど、渋みたっぷりの赤があり、
長期間熟成させます。もちろん天文学的な価格が付きます。
長期間熟成出来るワインはとても丈夫です。子供の誕生年などを記念してボルドーワインを買う場合は、タンニンのお化けみたいな渋みたっぷりの
ワインを購入し、新聞紙などでビッチリ巻き、臭いのない押し入れの奥にでも転がしていれば、二十歳の成人式の頃には、熟成した最高の状態になります。

 

 

赤ワインの双璧、ボルドーとブルゴーニュの風味の特徴