出雲大社(いずもおおやしろ)本殿への参道は、非常に珍しい下り坂の道です。玉砂利の参道両側は、黒松の古木とその背後の広々とした森に囲まれていて

歩む度に厳粛な気持が高まってきます。重厚な注連縄が吊り下がる拝殿は、その注連縄に相応しいだけの豪壮さでもって参拝者を圧倒します。

二拝四拍手一拝の参拝をし、拝殿を回って見上げる本殿は、平安時代には、現在の本殿の2倍の高さ48㍍はあったとされています。

東大寺大仏殿をしのぐ国内最高の高層建築であったとされています。平成12年八足門前の地中から直径1㍍ほどの大木を三本束ねて一本の柱とした

鎌倉時代初期の巨木柱遺構が出土し、古代からの高層神殿の存在が確実視為れるようになりました。

いよいよ本年、5月10日には遷宮が執り行われます。

 

 

 

出雲大社の参道