ソデイカは昭和37年に兵庫県但馬地方で樽流立縄漁法が開発され、漁業資源として脚光を浴びることとなります。この漁法は、大きな樽を浮きにして、その下に長さ50m程度のテグスをたらし、
その先に擬餌針(ぎじばり)をつけて流しておき、しばらくたってから引上げるという一種のはえ縄のような漁法です。漁獲統計が整備されていないため、全国でどれくらい漁獲されているのかはっきりしませんが
沖縄県が一番多く、年間1,500〜2,000トンの漁獲があります。沖縄県では重要資源として扱われており、禁漁期などを設けて資源管理を実施しています。
島根県では隠岐地方、島根半島を中心に9月から翌年1月にかけて漁獲され、300〜600トンの漁獲量があり、兵庫県や鹿児島県、鳥取県などとともに漁獲量の多い県となっています。
ソデイカは一般にあまり馴染みがないと思いますが、おそらく皆さんは知らないうちに口にしていると思います。と言うのも短冊状に加工された物が、レストランや寿司屋などで
広く利用されるようになってきたからです。刺身や、回転寿司のネタなどに用いられ、身が厚くもちっとした歯ざわりが特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

ソデイカ