この地域に登場する神話の上の女神は菊理媛と言います。この媛は日本書紀に一度だけ登場する女神で、由緒ははっきりしませんが、イザナギの命が
黄泉の国にイザナミ命を訪ねた折、結局逃げ帰る場面でチラッと登場します。二神が黄泉比良坂で決別の争いをしているときに登場し泉守道者(黄泉国の番人)が「一緒には帰れない」というイザナミ命の言葉を伝えた後に一言イザナギ命に何かを言った事になっていますがはっきりとは伝えられていません。

白山比売神社・菊理姫