C 神魂神社(松江市大庭町) 本殿は、1346年に建立された最古の大社造りで、国宝に指定されています。神社の案内には「出雲国造の大祖アメノホヒが降り立ち創建した」 とあります。このアメノホヒは「スサノオとアマテラスの誓
オオナムジの死と蘇生の現場
B赤猪岩神社(鳥取県西伯郡南部町手間寺内) 古事記に登場する手間という地名は現在でも使われています。 この場所は、オオナムジが蘇り、後にオオクニヌシとなった生地として、戦前までは再生・蘇生の地として、多くの人が訪れていた
オオクニヌシ「因幡の白ウサギ」「ヤソガミの迫害」
オオクニヌシの説明は、「たくさんの兄弟がいましたが、皆この国をオオクニヌシの譲りました。その訳は、・・・」と始まります。 因幡の白兎 ヤソガミ(兄弟神達)は「因幡のヤガミ姫と結婚したい」と出かけますが、オオクニヌシ(この
お礼。
このたびの、古事記編纂1300年謎解きの旅は、古代出雲大国研究会発刊の山陰の古事記謎解き旅ガイドを参考にして書かせて頂きました。 多羅尾先生には、深くお礼申し上げます。 この本を手に持ち紹介しています神社をお回り頂くと、
スサノオと関係の深い神社(出雲エリア2)
G 日御碕神社(出雲市大社町日御碕) 出雲の国造りを終えたスサノオは、根の國の熊成る峰(熊野大社の南東3㎞にある天狗山)から柏の葉を投げて自らの魂を鎮める場所を占いました。 その葉の落ちた場所が日御碕の「隠ヶ丘」で、その
スサノオと関係が深い神社(出雲エリア)
F 須佐神社(島根県出雲市佐田町須佐) 古書に「諸国を開拓したスサノオが最後に手がけた場所、自信の名前を土地に付けた」とあり、スサノオの霊地とされています。 スサノオ・イナタ姫と、イナタ姫の両親アシナヅチ・テナヅチが祀ら
スサノオが生まれ育った地
石上神社(島根県出雲市塩津町279) 延喜(901~923年)以前からある神社です。 古名は宇美神社。地元では、「スサノオ誕生の地」と伝えられています。 神社関係の資料では、それを否定していますが、学問の世界は無視してい
須我神社(雲南市大東町須我)
ここでスサノオの話は終わります。そして、この後、これまでの話とどうつながるのか何の説明もなく、いきなりオオクニヌシの物語が始まります。 スサノオとイナダ姫の新居跡に建てられました。
八口神社(雲南市木次町西日登)
酒を入れた「壺」(口径約17㎝、腹径約20㎝、高さ約15㎝)が埋められていると伝えられており、「壺神」様として大事にされています。 「槽」と「壺」どちらが大蛇退治に使われたのでしょうか? スサノオが酔い潰れた大蛇を斬り殺
八俣の大蛇
鳥髪を降りたスサノオは、川を流れる箸を目にします。人がいることを知ったスサノオが上流に行くと、老夫婦と少女が泣いています。 理由を聞くと、「私には娘が八人いましたが、毎年八俣の大蛇が襲ってきて食ってしまいました。今年もそ
アマテラスとスサノオ~八俣の大蛇編~
高天原を追放されたスサノオは、出雲の國の肥の河の上流の鳥髪ち(船通山)に降り立ちます。その位置は、黄泉比良坂から真南に直線距離で30㎞の地点、徒歩で一日以内のところです。つまり伊賦夜坂をどんどん南に登った、一番高いところ
アマテラスとスサノオ~天上界が舞台~
「スサノオの神やらひ」 追放命令を受けたスサノオは、国を出る前に姉のアマテラスに挨拶に行きます。 ところが、どう間違えたのかアマテラスは、スサノオが高天原を乗っ取りにきたと誤解し、臨戦態勢で待ち構えます。 天上界を委任さ
禊祓と三貴子
この禊祓で多くの神が生まれました。 最後に左目を洗うと、アマテラス 右目を洗うと、ツクヨミ 鼻を洗うと、スサノオが生まれました。 この三柱を三貴子といいます。 イザナギは、三貴子の」誕生を喜び、アマテラスには「高天原」
イザナギイザナミ「禊祓と三貴子」
黄泉の国から現世に戻ったイザナギは、死者の国の穢れをを洗い流します。 これが、禊祓で、その場所は「竺紫(チクシ)の日向の橘の小門の阿波岐原」です。 竺紫は九州です。日向は、日向の国(宮崎県)説と、日に向かう地であって特定
イザナギとイザナミ「黄泉の国」編
松江市東出雲町付近は、黄泉の国 妻を亡くしたイザナギは荒れます。そして「イザナミに会いたい」と、死者の行く黄泉の国(地下の死者の世界) へ向かいます。 イザナギは、「国作りがまだ終わっていないから、現世に帰っておいで」と
イザナギとイザナミその2
C 母塚山(鳥取県西伯郡南部町)-標高276m 母の塚のある山です。母とはスサノオの母イザナミ、塚とはお墓のことで、実は比婆の山であるとの言い伝えが あります。山頂からの見晴しは素晴らしく、町誌には「イザナミを祀る神社が
イザナギとイザナミ~山陰地方が舞台~
「オノゴロ島」「二神の国生み・神生み」「火の神カグツチ」 イザナギとイザナミは、天の神(天上界の神)から「このふあふわした国土を、きちんとしたものにせよ」と委任されます。これが日本史上最初の、男女協働です。二人は、天の沼
天地の初め~すべての幕開け、舞台は宇宙~
上巻の始まりは、天と地が分離する頃です。 つまり、地球誕生の頃という事になります。 なぜ、その頃突然高天原に(天上界)に、天地を主宰するアメノミナカヌシ 万物の生産をつかさどる、タカミムスヒとカムムスヒの三柱が現れます。
大国主と白兎のお話。
その頃、因幡と出雲を結ぶ路があったことを示しています。 今の鳥取市から出雲市までです。当時の海岸線は、場所によっては今よりずいぶんと内陸に入り込んでいたようです。 現在一般的に使われている道路から受ける山陰の印象とは、ま
古事記編纂1300年記念企画!!
神話と聞くとすぐに思い浮かぶのが、古事記です。 皆さんも、多分そうだと思います。 古事記は、当時権力を掌握し始めた大和朝廷が、日本の国をまとめ上げ、統一の正当性を証明しようとした書物の一つです。 各地の部族や集団の言い伝